筋骨格系の問題
筋肉の過緊張と弱化:
肩こりに関与する主な筋肉には、僧帽筋(特に上部僧帽筋)、肩甲挙筋、菱形筋、小円筋、広背筋が含まれます。
これらの筋肉が長時間緊張していると、筋肉内の血流が悪化し、疲労物質(乳酸など)が蓄積しやすくなります。
研究によると、デスクワークを長時間行う成人の約60%が慢性的な肩こりを抱えており、姿勢不良や筋肉の過緊張がその主因であることが示されています。
【Smith et al., Journal of Occupational Health, 2020】
脊椎の固さと肩こり:
肩甲骨の動きは、胸椎(T1-T12)の柔軟性に大きく依存しています。
胸椎が硬くなると可動性が失われ、肩甲骨周囲の筋肉(菱形筋、僧帽筋、前鋸筋)が過度に緊張しやすくなります。
ある研究では、胸椎の可動域が制限されることで肩の動きが制限され、肩こりを悪化させることが確認されています。
【Lee et al., Journal of Manual & Manipulative Therapy, 2019】
血行不良と筋膜の影響
血流障害のエビデンス:
長時間の筋緊張は、筋肉内の血流を低下させます。
酸素供給の不足により、乳酸などの代謝産物が蓄積し、痛みが慢性化します。
筋肉の血流不足が痛覚受容体を過敏化させることにより、持続的な痛みを引き起こすことが示されています。【Johnson et al., European Journal of Applied Physiology, 2018】
筋膜の張りと連鎖反応:
肩こりは筋膜(ファシア)の硬直とも関係しています。
筋膜が硬くなると肩甲骨や肩関節の滑走性が低下し、肩周囲の筋肉が不自由に動くようになります。
筋膜経路(アナトミートレイン)の研究によると、肩こりは身体全体に影響を与える可能性があり、筋膜の柔軟性を改善することで肩の可動性を向上させることができるとされています。
【Myers et al., Anatomy Trains, 2014】
姿勢と生活習慣の影響
前傾姿勢や猫背は肩こりを悪化させる要因です。
これにより、大胸筋や胸鎖乳突筋が短縮し、肩甲骨が前方に引かれる結果、肩周囲の筋肉に過剰な負荷がかかります。
これに対し、胸椎の伸展を意識的に促進するエクササイズやストレッチが有効です。
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